道徳教育を教わってない⁉

2018年06月08日

教員免許を取得する際、大学では必ず『道徳』を学ばなければならない。

しかし、授業の中身はどうだろうか。

ある人が受けた大学での『道徳』の授業は、高齢の大学講師が何十年も前に書いた教本を丸暗記するように読み込むだけであったという。試験では、「〇〇について、考えを述べなさい。」と書いてあるが、自分の考えを書いてはいけない。一語一句間違えず書き写さないと、合格点がもらえなかったと話していた。

これは極端かもしれないが、少なからず大学では学生が教員になった際に『道徳』の授業を行えるだけの知識と教養と技術は教えてこなかったのではないだろうか。

「道徳授業の仕方を大学では教わっていない。教科書を使うとしても、考え方や捉え方は人それぞれ。正解がない授業はやりにくい。」20代中学校教諭(男性/数学科)

「自分が求めている答えを発言するであろう生徒をあてることが多くなる。話が脱線したり、反社会的な言動が飛び交うと、厄介だな...と感じる。つい誘導的な授業になってしまう。」30代小学校教諭(女性/国語科)

「大学では、道徳について教わってこなかった。自分の人生経験から、生徒に伝えたいことがたくさんあるから、つい語ってしまう。でも、先生だって出来てないじゃん!と生徒がつぶやいたのを耳にして、これでいいのか疑問を持った。」50代中学校教諭(男性/体育科)

教員が『道徳』を教わっていない状況が見えてくる。

小学校や中学校で、本当に必要な『道徳』の授業とはなんだろうか。どうすれば、子ども達に伝わるのだろうか。これからも教員の声に耳を傾け、ぜひ道徳教育について一緒に考えていきたいと思う。