『ネットいじめ』を予防する
2021年03月24日
さて、これだけ『ネットいじめ』という言葉を目にすると、ネットいじめってどれくらいあるんだろう...と思いますよね?
文部科学省が公開する2018年のデータを元に、ネットいじめがどのくらい起きているのか考察すると、中学生におけるいじめの認知件数のうち約8%がネットいじめと認知されたのだと知ることができます。
参考:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
多くの中学校に出入りしている代表の肌感覚からすると、中学生におけるいじめの行為は、内容や関係性が複雑に絡み合っていて、そこには多かれ少なかれネット(SNS)が絡んでいる...と感じています。そして、ネットが絡むいじめは増加傾向にあると相談を受ける中で感じるのです。
では、ネットいじめをどのように予防するか。
具体的な方法として、下の5つが挙げられます。
- ネット(スマホ)使用時の家庭内ルールを親子で話し合っておく
- 子どもが使うネットにつながる電子機器はあんしん設定(フィルタリング)を!
- 情報リテラシーやインターネット教育を家庭でも学校でも地域でも行う
- ネット内の巡回を行う
- いじめの予防教育やソーシャルスキルトレーニングなどを中学生だけでなく、保護者も教職員も受講する
思春期の子どもを養育する大人からすると、無理だ―!と言いたくなるかもしれませんが、じつはそこまで難しいことではなく、子どもの成長段階とちょっとしたポイントを意識することでスムーズに予防していくことができるのですよ!!